卒FIT(FIT終了)とは?
太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)は、住宅用太陽光の場合10年間の買取期間が定められています。2019年11月に最初の大量卒FITが発生し、2026年現在も毎年多くの家庭がFIT期間の満了を迎えています。
FIT期間中と終了後の売電単価の違い
| 設置年度 | FIT買取単価 | 卒FIT後(大手電力) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 2012年 | 42円/kWh | 7〜9円/kWh | -33〜35円 |
| 2015年 | 33円/kWh | 7〜9円/kWh | -24〜26円 |
| 2019年 | 24円/kWh | 7〜9円/kWh | -15〜17円 |
| 2022年 | 17円/kWh | 7〜9円/kWh | -8〜10円 |
FIT期間の終了により、売電収入が約1/3〜1/5に減少してしまいます。
卒FIT後の3つの選択肢
1. 大手電力会社の買取プランに移行
何もしなければ、自動的に地域の大手電力会社の卒FIT買取プラン(7〜9円/kWh程度)に移行します。手続き不要で楽ですが、買取単価は低めです。
2. 新電力・再エネ事業者に切り替え
Looopでんきやスマートテックなど、卒FIT電力を10円/kWhで買い取る事業者もあります。年間の売電量が3,000kWhの場合、大手電力(8円)と新電力(10円)の差で年間約6,000円の差になります。
3. 蓄電池で自家消費率を上げる
余剰電力を売るのではなく、蓄電池に貯めて自家消費する方法です。電力単価が33〜37円/kWhの地域では、8〜10円で売るよりも自家消費したほうが3〜4倍お得です。
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買取事業者の選び方
チェックポイント1: 買取単価
最も重要なのは買取単価です。2026年現在の相場は以下の通りです。
- 大手電力: 7〜9円/kWh
- 新電力: 8.5〜10円/kWh
- ガス系: 9〜9.5円/kWh
- 再エネ事業者: 9.5円/kWh
チェックポイント2: ポイント還元・セット割
買取単価だけでなく、ポイント還元やガス・スマホのセット割引も含めた実質メリットを比較しましょう。
- ENEOSでんき: ガソリン代割引あり
- SBパワー: PayPayポイント還元
- 東京ガス: ガスセット割
チェックポイント3: 契約条件
- 契約期間の縛りがあるか
- 解約金は発生するか
- 買取単価の変動条件
チェックポイント4: 対応エリア
新電力でも対応していない地域がある場合があります。お住まいの地域で利用できる事業者は買取比較ページでご確認ください。
切り替え手続きの流れ
- 比較・検討: 買取比較ページで地域別の事業者を比較
- 申し込み: 新しい買取事業者に申し込み(多くはWebで完結)
- 切り替え完了: 約2〜4週間で自動的に切り替え完了
- スマートメーターの確認: 未設置の場合は電力会社が無料で交換
切り替え手続きは工事不要・停電なしで完了します。現在の電力会社への解約連絡も原則不要です。
蓄電池との組み合わせが最強
卒FIT後の最も賢い戦略は、蓄電池で自家消費率を最大化し、それでも余る分を高単価の事業者に売ることです。
| 戦略 | 年間メリット概算 |
|---|---|
| 大手電力に売電のみ(8円) | 約24,000円 |
| 新電力に売電(10円) | 約30,000円 |
| 蓄電池で自家消費+高単価売電 | 約80,000〜120,000円 |
蓄電池導入により自家消費率を70%程度まで高めると、電気代の削減効果と合わせてメリットが増加します。
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まとめ
- 卒FIT後は売電単価が大幅に低下する
- 買取事業者の切り替えで年間数千円の改善が可能
- 蓄電池と組み合わせることで最大のメリットが得られる
- 切り替え手続きは簡単・工事不要
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